一昔前の英国ドラマやコメディの世界へようこそ

1960-90年代の英国のドラマやコメディの独特の魅力をご紹介。ときどき英語のお話もします。

『Randall and Hopkirk (Deceased)』 (本編紹介)

以前ブログで取り上げた『Randall and Hopkirk』 (Deceased)の第一話をご紹介します。

第1話は、マーティー・ホプカークが事故に見せかけて殺されて、幽霊となってジェフ・ランドールの相棒になり事件を解決するというお話です(英語字幕の自動表示可能)。

 

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①事件発生:マーティーは、夫の浮気調査を依頼した女性(ソレンソン夫人)を訪れますが、訪問中に女性がバスタブの中で感電死します。

②マーティー事故にあう:不審に思ったマーティーは、路上で聞き取りをし、事務所に戻ります。相棒のジェフと情報共有しないまま帰り、途中で車にはねられて亡くなります。

③マーティー夢枕に立つ(20:00-):葬式の夜、ジェフの夢にマーティーが出てきて、「自分は事故ではなく殺された。そのことを証明してもらうために、死後会える唯一の人としてジェフを選んだ」と伝えます。

④調査開始(24:00-):幽霊となったマーティーが白昼堂々ジェフの前に現れます。亡くなった女性の夫が妻を殺し、不審に思ったマーティーも巻き添えを食って殺されたことを証明するため、2人で調査を開始します。

被害者の夫ソレンソンを訪れますが証拠がつかめません。マーティーが車にはねられる直前にマーティーに話しかけたヒッチハイク中の「ギター青年」を自分の車に乗せた女性に事情を聞に行き、警察で女性と青年が顔を合わせますが、青年は白を切ります。「ギター青年」の泊まるホテルを見つけて情報を引き出し、ソレンソンの妻を感電死させた電気工事士が殺されているところを発見します。

⑤ソレンソンとの対決

ジェフは、ソレンソンを脅迫し、自分の殺人を誘導することで、ソレンソンの尻尾をつかもうとします。ソレンソンは妻殺しの際に雇ったプロを使ってジェフを殺す手立てをし、ジェフは車に追いかけられはねられそうになりますが、最後は警察が来てめでたく事件解決となります。

 

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原題の「Deceased」:「故人」

エピソードのタイトル「My Late Lamented Friend and Partner」:「僕の亡き友人であり相棒」という意味です(「the late lamented」は「故人」)

a beat(25分頃):ここではギターを持った青年のこと。beatnik(ビート族)の略称ですが、ヒッピーみたいな意味で使っているのでしょう。

our friend with whiskers(31:54頃):「ひげの生えた僕らのお友達」。無精ひげを生やしたギター青年を冗談めかして表現しています。このセリフの後、青年の泊まるホテルのシーンで三毛ネコが大写しになります(ネコのwhiskersともひっかけています)

 

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