一昔前の英国ドラマやコメディの世界へようこそ

1960-90年代の英国のドラマやコメディの独特の魅力をご紹介。ときどき英語のお話もします。

英国の田舎の邸宅に暮らす気難しい独身女性と不思議な使用人の心の交流を描いた『マルベリー』

今回は、1990年代にBBCで放映されたシットコム、『Mulberry』(マルベリー)をご紹介します。

シットコム(situation comedy)とはいっても、以前ご紹介したRising Dampのように一話完結で次から次へとジョークが飛び出すわけではなく、登場人物が面白い会話を交わしているうちに物語が展開していくというシリーズドラマです。ファンタジー的な要素もあり、全編に独特の雰囲気が漂っています。

主人公のミス・ファーナビーを演じたジェラルディン・マクイーワンは、ミス・マープルの役を演じたこともあるので、見覚えのある方もいらっしゃることでしょう。

 

早速、第1話のあらすじをご説明します。****

舞台は英国の田舎のマナーハウス。スーツケースを持った若い女性が邸宅のドアから出てくるところから話は始まります。家の前に停められた車に口紅で「罵り言葉」を書いた後、せいせいした表情で立ち去っていきます。

邸宅の女主人はミス・ファーナビー。彼女は使用人の夫婦(バート&アリス)と、身の回りの世話をする女性を雇っていましたが、彼女が辞めてしまったことから、バートとアリスが台所で募集の張り紙を書いています。なんとか文章を仕上げ、郵便局に広告を出しに行こうと夫のバートがドアを開けた瞬間、見知らぬ男性が玄関に立っています。マルベリーと名乗るその男は、公募前なのになぜか世話人のポストが空いていることを知っています。

さらには、階段の手すりを滑り降りてきたり、名前をきくとマルベリーとしか答えなかったり、推薦状を持っていなかったり(英国では推薦状を求められることが多い)など、なんだかちょっと怪しげです。あの気難しいミス・ファーナビーが、こんな変な男を雇うはずはないと思いきや、マルベリーは一向に気にする様子もなく、面接を受けるため意気揚々とミス・ファーナビーの部屋へ入り、さまざまなやり取りの末、めでたく使用人に採用されます。

ミス・ファーナビーは、マルベリーに対して雇い主と使用人の関係を厳密に守ろうとしますが、マルベリーはその繊細な心と優れた洞察力で、少しずつ彼女の心の中に入っていきます。

妹からの電話で機嫌が悪くなったミス・ファーナビー。彼女が妹から突然「屋敷にある揺り木馬を孫にあげたいので、譲って欲しい」と言われますが、本人は譲る気はさらさらなく、頑な態度を決め込んでいます。マルベリーはそんな彼女の心に寄り添い、過去と向き合って、妹に揺り子馬を譲るよう促します。

夜になり、マルベリーが外を歩いていると、黒いコートを着た男が彼の前に現れます。「彼女のことが気に入ってしまった」と言うマルベリーに対し、黒いコートの男は、「気に入ったかどうかなど、関係ない。君には選択肢はない」と答えるのでした...。

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オープニングは歌から始まります。タイトルは「Mulberry Days」で主人公演じる俳優が自ら歌っています。

主人公のミス・ファーナビーは上流階級で、独特の発音と遠回しな表現をする傾向がありますが、単語の切れ目がはっきりしているので、慣れれば聞き取りやすいかもしれません。バートとアリスは労働者階級で、単語の冒頭のHや最後のtが落ちたり、独特の言い回しがあったりして、私はあまり聞き取ることができなかったため、英語紹介ではマルベリーとミス・ファーナビーを中心にご紹介します(マルベリーも労働者階級っぽい話し方です)。

 

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では第一話(一部)の英語解説をします。

バートが使用人の募集広告を持って郵便局に出かけようとドアを開けると、マルベリーが立っていたというシーンです。

字幕は自動字幕が出ます。精度はまあまあです。(以下は主に聞き取りで文字を起こしているため、ミスがある可能性があります。ご容赦ください)

4:00~

Mulberry: Hello. I've come about the job.

こんにちは。例の仕事の件で来ました。

Burt: You can't have. I haven't put the card on the post office window yet.

そんなはずないよ。まだ郵便局の窓に募集広告を貼ってないんだから。

Mulberry: Haven't you? I thought you had.

まだ出してないんですか?もう出したと思ってました。

Burt: I haven't. It's here in my hand.

まだ出してないよ。僕が手に持ってるんだもの。

Mulberry: Oh, you won't be needing that now, will you?

ああ、それはもういりませんね。

Can I come in?

入ってもいいですか?

Burt: I suppose so yeah.

まあ、いいんじゃないかな。

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階段の手すりを滑り降りてきたマルベリー

Mulberry: Oh, I love these!

これ、すごい気に入った!

Burt: What's the matter with you? Have you escaped from *somewhere?

一体どうしたっていうんだ?どこかから逃げてきたのか?

*ここのsomewhereは、精神病院等の施設のようなものを指していると思われます。

Mulberry: Yes. A home for *compulsive banister sliders.

ええ。「*”強迫性手すり滑り者”のための施設」からね。

*ジョークです。バートの言葉を受けて、マルベリーが思いつきで作った(病人用の)施設名です。ちょっとお茶目な表情をしていますね。

*compulsive:強迫性の

Alice: What's going on out here?

何の騒ぎ?

Burt: He's just slid down the banisters!

こいつ、今さっき手すりを滑り降りてきたんだよ!

Alice: You did what?

何をしたですって?

Mulberry: Is that squid cooking?

イカを調理してるの?

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マルベリーが面接を受けるため、ミス・ファーナビーの部屋に入るシーン

6:33~

机の上にはクロスワードの本などが積まれており、ミス・ファーナビーが、サッカーの写真に印を付けています。これは英国で昔からある「Spot The Ball」(仮訳:ボールの位置を当てよう)というサッカーのクイズコンテストで、画像処理によりボールだけが消された写真を見て、実際にボールがある場所を当てるというものです(https://www.spottheball.com/competitions-uk)。

Miss Farnaby: Come in.

お入りなさい

Burt: Excuse me Miss Farnaby. I've got a job applicant for you.

失礼します、ミス・ファーナビー。採用希望者がいます。

Miss Farnaby: Already?

もう?

Burt: I ran down to the post office *first thing this morning to get the card in the window, Miss Farnaby.

郵便局の窓に広告を貼るため、*朝一番で郵便局に行ったんです、ミス・ファーナビー。

*もちろんウソです。

Miss Farnaby: Did you? Well, you'd better show her in.

あらそう。じゃあ、彼女を部屋に通しなさい。

Burt: Actually, It's "him".

実は男なんです。

Miss Farnaby: Ah...First impressions?

あらそう。で、第一印象は?

Burt: Um..I'm trying to think of a word.

えーっと...しっくりくる言葉を探しているんですが。

Miss Farnaby: Don't bother *Albert, just show him in!

もういいわ。さっさと彼を部屋に通しなさい。

*Albert:バート(Burt)の正式名。愛称で呼んでいないことからも、彼女の使用人に対する姿勢がうかがえます。

Burt: Mulberry, Miss!

こちらがマルベリーです

Mulberry: Morning!

おはようございます!

Miss Farnaby: Good morning! Now then...

おはよう。ではさっそく..

Mulberry: So, that's where you reckon the ball is here.

で、あなたはここにボールがあるって推測するんですね。

Miss Farnaby: Yes.

そうよ。

Mulberry: Never. That man has obviously headed the ball.

それはありえないな。こっちの男が(ボールを)ヘディングしたことは明らかだ。

(head: 動詞で「ヘディングする」の意味)

Now look at the expression on his face. He's obviously jumped too soon.

顔の表情を見てください。彼は明らかにジャンプするタイミングが早すぎた。

He's on his way down and the ball has gone over his head, and hit this man on the back of the head.

彼はジャンプして空中から落下してきているところで彼の頭上をボールが通過した、そして、こっちの男の後頭部にボールが当たったんだ。

Miss Farnaby: How could you possibly justify this?

なぜそんなに確信が持てるのよ?

Mulberry: Well, it says all over the place.

あちこちがそう物語っているもの。

Miss Farnaby: That's just a bad haircut.

下手な散髪のせいでしょ。

Mulberry: No, the balls hit him back of the head making his hear shoot forward. That makes the ball about...here! Can I borrow your pen?

いや。ボールが彼の後頭部に当たって、彼の髪の毛が前になびいたんだ。だからボールはこの辺りに..ペンを借りてもいいですか?

Miss Farnaby: No, you can't borrow my pen! Sit down!...Sit there.

いいえ、私のペンを借りることはできません。座りなさい!そっちに座りなさい!

Mulberry: That broke the ice, didn't it?

これで緊張がほぐれましたね。

*break the ice: 堅苦しい雰囲気/緊張をほぐす

Miss Farnaby: I don't need any ice to be broken, *thank you.

私は緊張する必要など全くありません。

*thank you : ちょっと皮肉がこもっています。

Now, a few questions

では、いくつか質問を。

Mulberry: Fine. Can I take you up for the living in?

了解。住み込みで引き受けていいですか?

take someone up on something : ~のオファー(依頼/申し出)を引き受ける

 "take you up”の後の"on your offer" が省略されていると考えると、「仕事のオファーを引き受ける」という意味になります。

live in: 住み込みで働く

Miss Farnaby: Questions from me to you.

質問は私からあなたにするのです。

Mulberry: Sorry. Far away. すみません。勘違いしました。

(far away: 遠く離れた->本来あるべきなのと真逆のことをしてしまったというニュアンス)

Miss Farnaby: What was your last employment? 前職は?

Mulberry: ..

Miss Farnaby: Well? どうなの?

Mulberry: ..Well you could say mucking out horses, really. 

馬小屋の掃除(馬の世話)ってとこかな

muck out: 動物の小屋の掃除(動物の世話)

Miss Farnaby: You thought it would be a step up for you, did you?...Mucking out me. 

今回の仕事があなたにとってのキャリアップだと思ったってわけ?

私の世話をすることが?

*Mucking out me:普通は人間に対してこのような表現はしないのですが、Mucking outの後ろにmeを入れることで、「馬の次は私?」という皮肉がこもっています。

.....

いつもは使用人と距離を置き、必要最低限の会話しか交わさないミス・ファーナビーですが、自分が一生懸命取り組んでいるクイズにマルベリーが興味を示したため、初対面にもかかわらず立場や状況を忘れて会話を弾ませてしまいます。

我に返ったミス・ファーナビーが「質問を..」と言うと、マルベリーは勘違いして逆に質問をして怒られます。

気を取り直して、ミス・ファーナビーが前職を尋ねると馬小屋掃除だと言う。さらに経験、資格、紹介状はない、と答えるマルベリーに、ミス・ファーナビーは呆れ気味に尋ねます。

10:43~

Miss Farnaby: Can you give me any reason at all why I should consider employing you?

私があなたを雇うことを検討すべき理由を挙げられるかしら?

Mulberry: Because I've taken a shine to you.

だって、僕があなたのことを気に入ったから。

take a shine to someone: ~のことを気に入る

仕事のキャリアはないし、立場をわきまえないとんちんかんなやり取りをするマルベリーですが、なぜか、この後マルベリーはめでたく採用されます..。

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次は、揺り子馬に関係するシーンです。

23:38~

屋根裏部屋で物思いにふけるミス・ファーナビーの元に、マルベリーがやってきます。

(ここから先は自動字幕が割と正確です)

ノックするマルベリー

Miss Farnaby: Go away.

去りなさい

Miss Farnaby: Come in. What do you want? 

入りなさい。何か用?

Mulberry: I thought you might like to talk to somebody.

あなたが誰かと喋りたいんじゃないかと思って

Miss Farnaby: You've got a very inflated opinion of yourself.

想像力を膨らませすぎね

Mulberry: Oh look! I love this!

すごい、これ大好き!

Miss Farnaby: Don't touch anything in here.

ここにある物を触るんじゃありません

Mulberry: What is his name?

彼の名前は?

Miss Farnaby: He hasn't got a name.

名前はないわ

Mulberry: Well, I've never heard a rocking horse without a name.

名前が付いていない揺り子馬なんて聞いたことないけど

Miss Farnaby: I know what you are up to. He's not going to Adel's little monster.

あなたが何を企んでいるか分かっているわよ。揺り子馬はアデルの孫にはやりません。

(Adel は妹(または姉)の名前、little monster :小さな暴れん坊(Adelの孫のこと))

Mulberry: Well, suppose she is legally entitled to a third of him.

うーん。彼女は法的には*1/3を所有する権利があると思うけど。

*ミス・ファーナビーは3人姉妹のため。

Mind you, you wouldn't want to saw him out would you?

だからといって、あなただって揺り子馬をノコギリで切り分けたくはないでしょう?

Miss Farnaby: If we did, I'd bet I'd be the one to get the back-end.

もし切ることになったら、*後部をもらうのは私に決まってるわ。

*ミス・ファーナビーの皮肉のこもったジョーク。

頑ななミスファーナビーを見て、マルベリーはこれ見よがしに涙ぐんでみせます。

Miss Farnaby: What are you doing?

何しているのよ

Mulberry: Well, I'm just having a howl, that's what you want, isn't it?

泣きわめいてみただけですよ。それがあなたの望みでしょう?

Miss Farnaby: Are you implying that I am indulging in self-pity?

私が自己憐憫に浸っているとでも?

Mulberry: Yes. 

ええ

Miss Farnaby: You have not been employed here as a resident psychologist.

あなたは住み込みの精神科医として雇われたわけではありません。

Keep your thought about me to yourself.

自分の考えは心の中にしまっておきなさい。

Mulberry: Yes, Miss Farnaby.

(小声で) I bet she does want to talk with somebody, Mulberry.

彼女は誰かと話したがっているぞ、マルベリー。

Miss Farnaby: What did you say? 

なんて言ったの?

Mulberry: I had a thought about you but I was keeping it to myself.

あなたに対する考えはあるけど心の中にしまっておいたんだ。

Miss Farnaby: What was it? 

しまっておいた言葉って?

Mulberry: *Give us a sherbet dab and I will tell you.

俺たちにシャーベットダブをくれれば話すぞ。

sherbet dab:子供向けのお菓子の名前。わざと子供っぽい口調で喋って、場をなごまそうとしています。

Miss Farnaby: What were you thinking?

何を考えていたの?

Mulberry: I was just thinking you might like to talk to somebody.

あなたが誰かと喋りたいんじゃないかって考えていただけです。

Miss Farnaby: I don't want to talk about myself.

自分のことは話したくないの。

Mulberry: Or I will talk about something else then.

じゃあ他の話題について話しますよ。

What were you like as a child?

小さいときはどういう子供でした?

Miss Farnaby: That is about me! 

それって私についてじゃない!

Mulberry: I bet you and sisters had some larks up here, right?

妹たちと一緒にここでいろいろ楽しんだんでしょう?

lark:戯れ、ふざけ、愉快、いたずら

larksと複数形になっていることから、子供時代の姉妹がふざけあったりいたずらをしたりして、キャッキャ笑っている様子が思い浮かびます。

Miss Farnaby: Well I suppose we did...Yes we did.

そうだったかしらね...ええ、そうだったわ。

Mulberry: Did you make pastry? 

ペストリーは作った?

Miss Farnaby: Yes we did.

ええ、作ったわ

Mulberry: I bet all the dough got all gray with your grubby little fingers all over it.

あなたの汚い小さな指で触った生地があちこち灰色になってたでしょう。

Miss Farnaby: My father actually used to eat it.

父はいつも食べたのよ。

Mulberry: It's nice to know you were loved.

あなたが愛されたと分かってよかったです。

そこから再び打ち解けた雰囲気の会話をしばらくしたあと、マルベリーが本題に移ります。

26:30~

Mulberry: You are just being a dog in the manger.

意地悪しているだけじゃないですか。

dog in the manger :意地悪、意地悪な人(イソップ物語からきている慣用句です)

Miss Farnaby: I am not. It's all I've got. This.

違うわ。私が持っている物はこれだけなの。

Mulberry: To do what with?

それで何をするんですか?

Miss Farnaby: Remember.

思い出すのよ。

Mulberry: The happy time you mean?

幸せだった時代ってこと?

Miss Farnaby: All right. Yes.

そうね。

Mulberry: Bit backward-looking isn't it?

ちょっと後ろ向きじゃないですか?

Miss Farnaby: I haven't got anything to look forward to.

待ち遠しい事なんて何もないですもの。

Mulberry: You've got a result of spot the ball competition next week.

来週には「Spot The Ball」コンテストの結果が出るじゃないですか。

Brand new ball going to invent and that's just for *starters.

発明すべき新しいボールゲームだってあるし、そんなのまだ序の口ですよ。

Brand new ball going to invent: この少し前に2人が新しいボールゲームを考えていたことを受けてこう言っています。

Miss Farnaby: And what's for afters. で、その後に何があるのよ。

Mulberry: How old are you, Miss Farnaby? あなた、おいくつですか

Miss Farnaby: 36.

(当ブログのButterfliesでもそうでしたが、みなさん堂々とさば読みされますね。うらやましい限りです...)

Mulberry: Now just what I would have guessed. 思った通りだ。

See who you love afters. じゃあ、その後は愛する人に会えばいい。

Don't ask me what they are ...make them.

それが何かなんて僕に聞かないでくださいよ。自分で作るんです。

You made gray dough.

灰色の生地を作ったんでしょ。

Go on let the boy have a rocking horse.

ほら、妹の孫に揺り子馬を譲りましょう。

Let him have it.

彼にあげなさい。

Miss Farnaby: Uh...I'll let him have it

ゆずるわよ。

Mulberry: Do you want last go on him?

最後の乗馬をしたいですか?

Miss Farnaby: Don't be absurd.

馬鹿なこと言わないでよ。

Mulberry: I think you should.

乗るべきだと思いますよ

Miss Farnaby: I'm too old.

年取り過ぎているもの。

Mulberry: Nobody is too old whether go on a rocking horse. Come on!

揺り子馬を乗る年齢に上限はありませんよ。ほら!

Miss Farnaby: His name is Ralph.

彼の名前はラルフよ。

Mulberry: I will hold his head steady. There you are.

動かないように頭を押さえますから。(馬をあやした後)ほーら。

Away you go, Miss Farnaby.

いってらっしゃい、ミス・ファーナビー。

少女のような表情になるミス・ファーナビーを見て、マルベリーは少し複雑な表情になります。

 

28:31~第一話の最後は夜の屋外、黒服の男(The Stranger)とマルベリーの会話です。

分かりやすいので、日本語訳を付けずにご紹介します。

The Stranger: What do you mean you like her?

Mulberry: I said I like her.

The Stranger: It won't make any difference, you know?

Mulberry: You are depressing, you are.

The Stranger: And you have no choice.

なんだかちょっと不吉な会話ですね。日本語だったらどんな感じになるのか、想像してみてはいかがでしょう..

 

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マルベリーは諸処の事情で予定していたシリーズ3の製作が中止され、シリーズ2で終わってしまたため、ちょっと中途半端な終わり方という印象です。でも、幻想的な物語をベースにしたコメディというのは少し珍しいので、当時は結構話題になったようです。

イギリスの田舎の秋から冬にかけての景色はなかなか叙情的で、ドラマの中でもそれを見て取ることができます。そんな素朴な景色とセンチメンタルな話の展開に、私は思わず胸がキュンとしてしまうのです...。

会話主体で話が展開するため、英語紹介が長くなってしまいました。ネイティブスピーカーの夫の助けもずいぶん借りました。でも、ブログを書くことで、改めていろいろな発見があり、とても楽しかったです。

 

ではでは..

Have a nice day!